2013/07/12

初めての在外投票

先週土曜日に、バンクーバー領事館で参院選の投票をしてきました。海外に住んでいる人が投票することを「在外投票」というそうです。
自分が海外に住むことが決まるまで知らなかったのですが、国政選挙と憲法改正の国民投票の際は海外在住の人でも投票できるようになっています。
ということで、今回は海外で投票するための手続きなどについてです。

まずは選挙人証を取得

海外在住の人が投票するには、事前に「選挙人証」という書類を取得しておく必要があります。
選挙人証は、海外に移住してから3ヶ月以上経つと申請できる「海外在住だけど日本の選挙に投票できますよ」という手形のようなものです。

最寄りの在外公館(大使館や領事館)から、日本の選挙区の選挙管理委員会に申請を行い、選挙管理委員会から発行してもらう仕組みです。
申請先の選挙区は「日本を出国する前に、一番最後に自分の住民票があった地域」になります。
私は前もってこれを調べていたので、選挙区を地元の岩手県にしたいなーと思い、カナダに引越してくる前に一度住民票を東京から岩手県に移していました。

海外からの投票方法

投票方法には、在外公館に出向いてその場で投票する方法と、事前に郵便で投票用紙を取り寄せて郵便投票する方法とがあります。詳しい事は外務省のサイトに書いてあります。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/index.html

私は領事館まで歩いていける場所に住んでいるので、領事館で投票しました。

選挙公報もインターネットで閲覧できるようになっているので、事前に自分の選挙区の候補者、比例の候補者や政党一覧も確認できます。ネット選挙解禁のおかげかと思いきや、実は前回の選挙から選挙公報はインターネットで閲覧可能になっていたそうです。知りませんでした。

いざ投票

投票期間は、選挙の公示日翌日から日本の投票日の数日前まで(参院選と衆院選で期間がちょっと違うようです)だそうで、今回の参院選は7月5日から7月13日まで領事館で投票できます。
投票期間は週末も領事館が営業しているので平日働いている人でも投票できます。

投票は流れ作業のようでした。
1.「在外投票をしますよ」という書類に署名
2. パスポートによる本人確認
3. 投票用紙と封筒をもらって、候補者名を記載した後で投票用紙を封筒に入れる
4. その封筒をもう一回り大きい封筒に入れる
5. 宛先に自分の選挙管理委員会を記載して提出
こんな感じです。

色々な選挙区の人が投票に来るだけあって、電話帳のように分厚い候補者名簿には日本全国の選挙区の候補者と、比例区の候補者が掲載されていました。

初めてということで、事前にわからないことがいっぱいあり、ちょっとドキドキしていましたが、とりあえずバンクーバーで初めての投票を無事に済ませてほっとしました。