2013/12/11

同僚が突然解雇された

今朝のこと。出社したら、上司に「XXさんはもう会社に来ないから」と言われた。昨日私が帰った後で解雇通告したらしい。

何の前触れもなかったので驚いた。

会社が必要とするソフトスキルを持っていなかったというのが解雇の理由らしい。

例えばどういうことかというと


  • 能動性に欠ける...何かわからないことがあった時に、調べたり人にアドバイスを求めたりせずに「できません」と言うことが多かった。
  • コストを意識しないで仕事している...二度手間になるような仕事の仕方をしていた。
  • ネガティブである…フィードバックに対して言い訳することが多かった。


というようなこと。一緒に働いていたので、どれも、思い当たるところが色々ある。

入社した時点でまだ新卒2年目くらいだったので、これから数年かけて学んでいけるかもしれないけれど、いかんせんうちは小さな会社なので、その人に数年かける余裕がないということだ。

実は、同僚が突然解雇されるのは初めてではなくて、今年の4月にも同じようなことがあった。

こういうことがあると、明日は我が身かもしれないとヒヤヒヤする。

今の仕事は自分がやりたいと思っていた分野で、毎日全力投球しているし、楽しんで仕事ができているから、解雇されたら結構辛いだろうなあと思う。

というか、そもそも、解雇されたことがないから、どんな仕事だったとしてもショックがでかいだろうな。

日本と違って解雇しやすい環境なので、もしも自分が解雇されてしまったら、多少は落ち込むかもしれないけれど、それを機にもっといい仕事を見つけるくらいのタフさがないとやっていけないのかも。









2013/12/10

今度は30日間禁酒することにしました。

11月の末に誕生日を迎えました。
ありがたいことに、その周辺で誕生日祝いの宴会をいくつか設けていただいて、たくさんお酒を飲みました。

立て続けに飲み過ぎたので、少し肝臓を休ませようと思い、12月2日から禁酒を始めました。
例によって30日間続けることが目標です。今のところやっと9日経過です。

夫が下戸なので日常生活における飲酒の誘惑が非常に少ないのですが、それでも飲めないとなると飲みたくなってしまうもので、毎日毎日お酒が飲みたいなーと思いながら過ごしています。

12月中はお酒を飲まず、1月1日になったら美味しいお酒を飲みながら新しい年を迎えたいと思っています。

12月といえば、忘年会、クリスマスパーティのシーズンですが、幸いにも飲み会やパーティの予定は一切ありませんので、なんとか乗り切ることができそうです。










2013/12/08

30日間のグルテンフリー生活を終えて

少し時間が空きましたが、30日間グルテンフリーの食事を続けてみた感想をまとめてみます。

私にはグルテンフリーが体質的に合っていたのか、30日間で嬉しい体調の変化を実感することができました。また、体調の変化以外にも、色々と面白い発見があり、始める前に予想していたよりも楽しく30日間を過ごしました。


30日間グルテンフリーを続けて得られた3つの嬉しい効果

1. むくみが楽になった

グルテンフリーを始めてわりと早い段階で実感していましたが、脚のむくみ、特に膝から下のむくみがとても楽になりました。これが一番嬉しかった効果です。
靴を履いてきついと感じることもなくなったし、細身のパンツが少しだけゆるくなりました。


2. 肌の調子が良かった

グルテンフリー期間中は、いつも肌が荒れやすい生理前にも、ずっと肌が落ち着いた状態が続いていました。これはグルテンを抜いた効果というよりも、パンに塗るバターなど乳脂肪の摂取が減ったからなのかもしれません。
というのも、30日間のグルテンフリーが終わったすぐ後で、フランス人の友達が作ってくれたチーズフォンデュを食べたら、翌日いきなり吹き出物が3つもできてしまいました。。。チーズは乳脂肪たっぷりなので、あまり調子に乗って食べない方がいいなと思い知りました。

3. 体重が微妙に減った

これは誤差の範囲かな…という程度ですが、始める前に比べると30日経過後の体重は1kg減りました。同じ食事を食べていた夫も体重が2kg減っていました。
「グルテンフリーだから」というのを言い訳にポテトチップスを食べたりしていたので、体重が減ることはあまり期待していなかったんですが、むくみが楽になった分だけ体から水分が減ったのかもしれません。


意外なものにグルテンが含まれていることがわかった

グルテンが入っている食べ物といえば、パン、パスタ、クッキーやケーキなど、小麦粉から作っている食べ物を思い浮かべますが、実は調味料でもグルテンを含むものがあり、加工食品には結構な割合でグルテンが入っていることが多いのです。これはグルテンフリー生活を始めたことで食品表示をよく読むようになって知りました。
例えばソーセージやハムなどの食肉加工品や、冷凍のフライドポテト、サラダ用のドレッシングなどなど、本当にたくさんの食品にグルテンが含まれています。
私は期間限定のグルテンフリー生活でしたが、もしも自分がアレルギーだったら迂闊に外食や買い食いができないなあと思いました。
グルテンフリーのベーコン

ストレスをためないように気を付けていたこと

グルテンフリー生活に挑戦する上で一番心配だったのは、食べられないものが多いのでストレスがたまってしまうんじゃないかということでした。なので、ストレスをためないよう、食べられないものが多い分、食べられるものをいかに美味しく食べるかに意識を向けるよう気を付けていました。
例えば、お米を食べる回数が増えたので、少し前に購入した炊飯用の土鍋を使って、毎日炊きたてのご飯を食べるようにしました。土鍋で炊くとご飯がつやつやして一段と美味しいんですよね。おこげもできて、最高です。


土鍋で炊くご飯は格別です
食べられるものに制約がある中で、どんな料理が作れるかな?どんな食材が買えるかな?と考えると、新しい献立に挑戦してみたり、これまで使ったことがない調味料を買ってみようという気持ちにもなって、なかなか楽しく自炊することができました。


まとめ

たった30日間グルテンフリーを試しただけでも、むくみが楽になり、肌の調子が良くなり、体重もちょっと減るという嬉しい効果がありました。また、思っていた以上に多くの食品にグルテンが含まれていることがわかったのは面白い発見でした。食べられないものが多い中でも、食べていいものをいかに美味しく食べるか工夫することで、楽しく、ストレスなく30日間を続けることができました。
グルテンフリーの食生活をずっと続けるのは難しいと思いますが、30日間続けてみたことで、普段の食生活を見直す良い機会にもなりました。思った以上に体調の変化を感じられたので、半年に1回くらい、また期間限定で挑戦したいと思います。



2013/11/23

グルテンフリー生活 間食編

前回はグルテンフリー生活の外食編を紹介しましたが、今回は間食についてです。
グルテンフリーのスイーツ専門店やオーガニック系スーパーに行くと、グルテンフリーのクッキーやマフィンなどがたくさん並んでいます。でも、ちょっとお高いんですよね。それに、敷居が高くて、なかなか気軽に買いに行けなかったり… 。
ということで、今回は、特別なお店に行かなくても買えるグルテンフリーのおやつをご紹介します。

LARA BAR



アップル味とピーナツバター味
 LARA BAR はドライフルーツとナッツでできているバータイプのお菓子です。小麦由来の成分はもちろん、添加物も砂糖も使われていません。
これは、家の近くのドラッグストアでグルテンフリーのお菓子はないかな?と探していた時に見つけました。お店にはアップル味とピーナツバター味が置いてあったので両方買ってみました。

中身はこんな感じ、ナッツがぎっしり入っています
ナッツがぎっしりで食べ応え十分、腹持ちもとても良いです。忙しいときの朝ご飯にもいいかもしれません。


お煎餅


日本から遊びに来た友達が買ってきてくれたお煎餅

お米でできているお煎餅やおかき。味付けに使われるお醤油やアミノ酸系の調味料は小麦が使われていることが多いので、少しのグルテンでも体調が悪くなってしまう場合は避けた方が良さそうです。でも、健康目的でグルテンフリーを試してみようと思っている人、自分の食生活からグルテンの量を減らしたいという人なら問題ありません。
写真のお煎餅は日本からバンクーバーに遊びに来た友達がお土産に買ってきてくれたものですが、お店で手焼きしているだけあって、とても美味しくて、もったいないので本当に少しずつ大切に大切にいただいています。
バンクーバーでもアジア系スーパーや日本食品を取り扱うお店でいろんなお煎餅が比較的気軽に購入できるのが嬉しいですね。

ポテトチップス


メープルベーコン味のポテトチップス 味は想像にお任せします
ポテトチップスはカロリーが高く、ジャンクで不健康なイメージが強いですが、グルテンを含まないじゃがいもからできているのでグルテンフリーです。
調味料にもよりますが、グルテンフリーのものはパッケージをよく見てみると「Gluten Free」と書いてあります。
写真は厚切りで美味しいKettle というポテトチップス、いろんな味がありますが、スーパーで見てみたところ全種類のパッケージに「Gluten Free」と書いてありました。カナダならではの味(?)ということで、メープルベーコン味なんていうのもあるんですね。
無性にジャンクなものが食べたくなってしまったら、グルテンフリーのポテトチップスをおすすめします。ただし、ダイエット目的でグルテンフリーに挑戦する場合は、辞めておいた方が無難です。

ビール



最後に、これは間食とはちょっと違いますが、グルテンフリーのビールを紹介します。
お酒が好きな私にとって、このグルテンフリーで何が一番つらいかってビールが飲めないことなんです。
でも、パスタとかクッキーとか、グルテンフリーのものが色々あるんだから、きっとグルテンフリービールもあるだろうと探してみたら、意外と簡単に手に入ることがわかりました。写真の Omission というビールは BC リカーストアで購入できます。6本でおよそ$17とちょっと高めなところがネックですが、味の方はかなり美味しいです。

ただし、このビールは大麦から作られていて、製造の過程でグルテンを取り除いているそうなので、セリアック病の患者さんたちの間では本当に安全なのかどうか疑問の声もあがっているようです。
こちらのブログ記事では150以上のコメントが寄せられて大きな議論になっています。Should Celiacs Drink Omission Beer? http://glutendude.com/gluten/should-celiacs-drink-omission-beer/
ということで、グルテンで体調が悪くなってしまう方は慎重になった方がいいかもしれません。


以上、グルテンフリーでも楽しめるおやつ(とビール)をご紹介しました。
私は普段からどちらかというと辛口のものが好きで甘いものはあまり食べないので、しょっぱいものを中心にご紹介しました。バンクーバーにはグルテンフリーのスイーツが食べられるお店もたくさんありますし、チェーンのコーヒーショップでもグルテンフリーのお菓子を取り扱うお店もありますので、甘い物が気になる方はぜひ試してみてください。

グルテンフリー生活 外食編

グルテンフリーを実践しようとすると、自炊している分には自分で食材選びに気をつければ良いのですが、外食になると細かいところまではコントロールできないのが難しいです。家族や友達と外食する時にグルテンフリーのお店じゃないと…と気を遣わせてしまうのは避けたいところですが、バンクーバーにはグルテンフリーメニューに対応しているお店がたくさんあるので安心です。
今回はグルテンフリー期間中に私が外食で利用したお店を紹介します。

平日のランチ編

Shizenya
http://shizenya.ca

自分でお弁当が作れればベストなのですが、忙しかったり面倒くさかったりで作れないことも多く、職場の近くにあるShizenyaさんによくお世話になっていました。
Shizenyaさんは玄米を使っているお寿司屋さんです。寿司ファンが多く、健康志向の強い人も多いバンクーバーではかなり人気の高いお店のようです。
最初は「お寿司に玄米なんて...」と思っていましたが、Shizenyaさんの玄米は皮が破れて中の白米の部分が表に出ている炊きあがりなので、柔らかく粘り気もあって、これがなかなか美味しいんです。

お寿司以外にも、カレーや照り焼きチキン定食などのメニューもあって、色々選べるのが嬉しいです。グルテンフリーのものはメニューにしっかりと記載していあるので安心です。

ランチのカレーコンボ 

休日のブランチ編

ACME cafe
http://www.acmecafe.ca

私はもともとパンよりお米の方が好きなので、30日くらいならパンを食べなくても平気だろうと思っていました。でも、グルテンフリー生活を始める前はほとんど毎日のようにパンを食べていたためか、しばらく食べないでいたら「どうしてもパンが食べたい!」と思うようになってしまいました。

ということで、お休みの日にグルテンフリーのパンを使ったサンドイッチが食べられるお店に行ってきました。

お店の外観


ACME Cafe は、ガスタウンの中でもチャイナタウン寄りの場所にあるカフェです。休日はブランチを楽しむお客さんで賑わっています。このお店では全てのサンドイッチのパンをグルテンフリーに変更することができます。

私はベジサンドイッチのパンをグルテンフリーに変えてもらいました。
サイドメニューは、スープ、マカロニチーズ、ポテトチップス(!)の中から選べるのですが、ウェイトレスさんが「グルテンフリーのメニューが良ければ、ハッシュドポテトかフルーツの盛り合わせでも大丈夫だよ」と言ってくれたので、フルーツを選びました。

グルテンフリーのパンで作ってもらったベジサンド

グリルされたサンドイッチは、ローストペッパーやズッキーニ、マッシュルームが入っていて、ベジとはいえかなりのボリュームでした。美味しくて食べ応えもあってかなり満足です。

一緒に行った夫は、ブルーチーズ入りのオムレツにグルテンフリーのトーストを添えて食べていました。写真を取り損ねてしまいましたが、そちらもとっても美味しそうでした。


友達と晩ご飯編 


Cafe Luxy
https://www.facebook.com/pages/Cafe-Luxy/128775357146575

ここは Davie Street にあって、ずっと前から気になっていたお店です。お店の前に「グルテンフリーはじめました」という看板を出していたので近々行ってみようと思っていたところ、友達から「Davieに美味しいパスタのお店があるから行こうよ」と誘ってもらったので行ってみました。

お店の看板に「グルテンフリーはじめました」
お店に入ると接客をしてくれたお姉さんが「こんにちは!」と日本語で挨拶してくれました。「昔阿佐ヶ谷に住んでたのよ〜」とのこと。まさかバンクーバーで中央線沿線の話をするとは思いませんでした。

スパゲティプッタネスカをグルテンフリーでお願いします、と注文して出てきたのが写真のパスタ。スパゲティではなくて短いペンネです。どうやらグルテンフリーのパスタは今のところペンネのみ扱っているようです。
今のところグルテンフリーはペンネのみの様子
味の方は塩気が強めで私好みの(ワインに合う)味でした。パスタと一緒に頼んだホットブロッコリーのサラダもとっても美味しかったです。

パスタを出しているお店は、お願いするとグルテンフリーパスタに替えてくれるところが結構あるみたいです。どこのお店でも大体$1〜$2 と、ラーメンのトッピングと同じ位の値段で対応してくれます。



ということで、平日のランチ、休日のブランチ、それから友達との外食で訪れたお店を紹介しました。ここで紹介したお店だけでなく、バンクーバーでは、本当にたくさんのお店でグルテンフリーのメニューが食べられます。メニューに「Gluten Free」や「GF」などと記載があったり、またメニューに書かれていなくても、お店の人にグルテンフリーのメニューはあるか聞いてみると色々と教えてくれます。
グルテンフリーが気になっている方は、まずは今度外食する機会にグルテンフリーのメニューを探して試してみてはいかがでしょうか?




2013/11/02

グルテンフリーダイエット20日とちょっと経過!の中間報告

さて、気付いたらグルテンフリーを始めて20日とちょっと経過していました。
ゆるーく挑戦しているので、そこまで頑張っている感が無く、気付いたらこんなに時間が経ってしまいました。
30日間があっという間に終わってしまいそうなので、ひとまずここで中間報告をして、最後までやり通すやる気を奮い立てたいと思います。


とりあえず朝ご飯の支度が面倒くさい



いきなり面倒くさい話で恐縮です。開始10日目にも全く同じことを言っていますが、何よりも一番実感しているのがこれです。今まではパンをトーストしてバターを塗って、余裕があるときは卵やサラダもつけて、という朝ご飯でした。パンが食べられない今、お米やキヌアの朝食を支度しようとすると、朝今までよりも早く起きるか、前日から準備しておく必要があります。さっさっと朝食を用意して食べていた習慣がなかなか抜けず、面倒くさくて朝食を食べずに出社することもしばしば。おなかがすいてあんまり良くないですね。



相変わらず、いつもよりむくみが少ない

グルテンフリーを始めてすぐに、びっくりするほどむくみが楽になったのを実感していました。しかし、ここ数日はちょっとむくんでダルいかなーという日が。。。というのも、そろそろ生理が始まるタイミングなのです。私は生理前になるど身体がむくみやすく、体重も増えてしまうので、この時期はある意味仕方ないといえば仕方ないかな?
でもいつもの生理前に比べたら、むくみが全然軽いし、体重も増えずにキープできてきます。これは自分的にはかなり効果があると言えます。

肌の調子が良い

これはちょっと新しい発見です。
私は生理前にむくんで体重が増える、と書きましたが、それに加えて生理前になると肌が荒れてしまうことが多いんです。毛穴が詰まってしまったり、吹き出物ができてしまったりしてしまいます。しかも、今は11月。オフィスでも家でも暖房の影響で肌が乾燥しやすくなっている時期です。乾燥すると余計肌の調子が悪くなってしまうんですよね。

ところが今回は肌荒れしていません。劇的に美肌になったというわけではなくて、調子の良い状態のままで安定している感じです。ずっと調子がいいので「なんだか最近、調子がいいなー」と思っていたんですが、多分これは、食生活の変化が影響しているんではないだろうかと思うようになりました。

インターネットで調べると、日本語では「グルテンフリーで美肌になる」という情報がチラホラ見つかります。でも、ちょっと調べただけでは、本当にグルテンフリーが美肌に根拠があるかどうかは不明でした。もしかしたら、パンなどを食べる機会が減って和食中心の食生活になったことで、ニキビなどの原因になりやすい乳製品や脂肪分の摂取が減った結果かもしれません。



バンクーバーは外食でもグルテンフリーのメニューが選べるお店が多い

グルテンフリーのマフィンが買えるコーヒーショップもあります。
ところで、改めて意識してみると、バンクーバーにはグルテンフリーのメニューが選べるお店が多いことに気付きました。パスタを出しているお店でも「グルテンフリーパスタ選べます」とメニューに書いてあったりします。また、うちの近所のパスタ屋さんも、つい最近「グルテンフリーパスタも始めました」という看板を出していました。お客さんの要望が高いんでしょうね。バンクーバーに住む人たちは健康志向の強い人が多く、その点をジョークにされてしまう程ですが、やはりグルテンフリーに対する関心もとても高いみたいです。コーヒーショップでお茶していたら、お客さんが店員さんに「これはグルテンフリーですか?」と質問しているのが聞こえてきたこともあります。飲食店業界にとってはグルテンフリーの流行にどう対処するかが鍵になりそうだなーと考えさせられてしまいます。

ということで、次はグルテンフリーのメニューがある美味しいお店を紹介したいと思います。

30日間達成まで残りあとわずかですが、引き続きゆる〜くやっていきます。






2013/10/26

にわかサッカーファンの私が Whitecaps FC を応援する理由


明日はバンクーバーのサッカーチーム Whitecaps FC (ホワイトキャップス)の今シーズン最後の試合です。
ちょっとだけ迷っていましたが、スタジアムに行って応援することにしました。

そもそもシーズンも終盤近くなった9月頃まで、私はホワイトキャップスにさほど興味がなかったのですが、最近では夫との会話の25%くらいがホワイトキャップスの話題で占められています。一度スタジアムに足を運んで以来およそ2ヶ月間という短い期間で、かなりホワイトキャップスのファンになりました。

それまでは、たまにテレビやオンラインのストリーミングでサッカーを観ていたとはいえ「日本代表の試合は応援するけど、特定のクラブチームのファンではないし、Jリーグもよく知らない」という感じでした。国際試合以外はあまり興味がなく、日本代表のメンバーが多く所属しているブンデスリーガがちょっと気になるかなという程度、それもリーグとかチームに興味があるのではなくて個人のプレイヤーに関する興味です。

夫は10年以上自分でもサッカーをプレイしていた経験があり、サッカーを観るのも大好きで、YouTubeで有名な選手のスーパープレイ動画とか、有名なチームやJリーグの試合のハイライト動画とかをよく見ているようです。そんな夫に比べたら、私は本当のサッカー好きではなくて、いわゆるにわかサッカーファンです。

特にサッカーに詳しいわけでもない、にわかサッカーファンの私が、なぜホワイトキャップスのファンになったのか。思い当たる理由を書いてみたいと思います。

初めてスタジアムで応援したチームなので思い入れが強い

なぜホワイトキャップスが好きになったのか考えてみて最初に思いついた理由は、生まれて初めてスタジアムで応援したチームなので、ホワイトキャップスに対する思い入れが強いということです。

日本に住んでいたころ、プロ野球の試合は何度か行ったことがありましたが、サッカーの試合を観戦したことはありませんでした。
バンクーバーに越してきてすぐに、せっかく地元にチームがあるんだし応援に行ってみたいかなーとは思ったものの、ホワイトキャップスはそんなに強くないし、カナダで絶大な人気を誇るアイスホッケーと比べてサッカーはそこまで人気がない、という話をよく耳にしていたので、なんとなく実際に足を運ぶところまでは気持ちが盛り上がりませんでした。
実際に観戦に行こうと決めたのは、今年になって夫が地元の社会人サッカーチームに所属したり、私も夫と一緒に家でサッカーの動画をよく見るようになったりしたことで、少しずつサッカーに対する興味が強まった結果であって、ホワイトキャップスがどうしても観たかったわけではありませんでした。

初めて試合を観に行った時、まず心惹かれたのはスタジアムの大きさと美しさでした。特に、開閉式の天井や、その真ん中からつるされた大きな4面のスクリーンに、さすがオリンピックのために大金を投じて建設したスタジアムだけあると感心しました。
一歩足を踏み入れた瞬間「わぁ」と声が出たほどです。本当に。




ほぼ満席のスタジアムの響き渡る声援の中で観る試合は、テレビで観るのとは全く違いました。まず選手の足がとにかく速いです。テレビではそんなに速く見えないのですが、実際に見るとサッカー選手ってこんなに速く動いていたのかとびっくりしました。
初めて観戦した試合は、結果こそ引き分けだったものの、ホワイトキャップスの選手がゴールを決めた瞬間の客席の熱狂をその場で感じ、心がジーンと痺れてしまいました。

きっと、もっと強いリーグを観戦したことがあれば、ここまで感動しなかったと思います。

余談ですが...ホワイトキャップスのサッカーは、パスをつなげてゴールを狙う組織のサッカーではなく、ストライカーがガンガンにドリブルして前にあがってシュートを打ってゴール、という感じのサッカーです。選手の技術や組織力よりも個人個人の力に頼っているような印象を受けました。選手同士の接触(タックル?)も迫力があります。
よく、海外のチームに移籍した選手が「海外のリーグはフィジカルが強い」みたいなことを言っていますが、正直に言うと私は「フィジカルが強いサッカー」が具体的にどういうことを指しているのかイマイチ分かっていませんでした。しかし、ホワイトキャップスの試合を観て一目で「ああ、フィジカルってこういうことか」と思いました。

日本人選手が所属しているので親近感がある

現在MLSでプレイしている日本人選手は3名しかいませんが、なんとそのうちの2人がホワイトキャップスに所属しています。
その3人のうち、Jリーグ出身なのはホワイトキャップスの2人だけです。

1人は2012年に移籍してきたデイビッドソン純マーカス選手。

ファンの間では Jun Marques Davidsonの頭文字をとってJMDと呼ばれています。
守備型のMFで、Jリーグでは大宮アルディージャ、コンサドーレ札幌、アルビレックス新潟などに所属していました。2010年には、現在のホワイトキャップスの監督であるレニー監督の指揮のもとで、アメリカ2部リーグのノースカロライナ レイルホークスでプレイしていた経験があります。

もう1人は2013年に移籍した、同じくMFの小林大悟選手。
Jリーグをあまり知らない私はぴんときていませんでしたが、移籍発表直後には夫が「あの小林大悟がバンクーバーに来るなんて!」とエキサイトしていました。Jリーグではヴェルディ、大宮アルディージャ、清水エスパルスに在籍、ノルウェイやギリシャのリーグも経験しています。
ホワイトキャップスのユニフォームは"DAIGO"とファーストネーム表記ですが、ニュースなどでたまにKoba(Kobayashiを略してるらしい)と書かれていることもあります。

ところで両選手の評判はというと、実は結構微妙なところです。
JMD選手はもともと守備中心の選手なので、ガンガン前に出て得点を決める選手と比べたら目立たない存在です。今年の7月、試合開始後8分で相手チームの選手に頭突きをくらわせてレッドカードで退場になってしまい、それ以降、ファンの間で「JMDは必要なのか?」という議論が起こっているようです。何かとチームの不調をJMD選手のせいにするファンが多いというのがネタになって「(アイスホッケーのチームの)カナックスが2点目を取られたのはJMDのせいだ」という冗談を言う人もいたりします。「アウェイの試合ではJMD選手の守備にフォーカスしたプレイスタイルが必要だ」という意見もあって賛否両論です。

大悟選手に関しては、地元紙やファンの掲示板などでは、年俸が高いわりに期待通りの活躍ができていないという評判です。シーズンの終盤、4-3-3から4-4-2へフォーメーションが変わったところ、トップ下の大悟選手からフォワードのカクタ・マネー選手へのアシストが続いて、最近は好意的な記事もたくさん書かれています。これまで活躍できなかったのは監督の采配不足ではないかという意見も多いようです。

日本で社会人経験を積んだ後でバンクーバーに来て現地の企業で働いている私としては、同年代(大悟選手は同い年で、JMD選手は1つ年下ですね)で、Jリーグで経験を積んだ後、自分と同じくらいの時期にバンクーバーに渡って地元のチームで頑張っている2人に勝手な親近感を感じています。

正直な話、2人が来シーズンもチームに残るかどうかが今一番の私の心配事だと言えるほど気になっています。そもそも毎年どれくらい選手の入れ替えがあるのかわかりませんが、評判が微妙なだけに2人がチームからいなくなってしまう確率は結構高いかも、とかなり気をもんでいます。
明日の試合が見納めになってしまわないよう願っています。


ホワイトキャップスはカナダのサッカーの将来を変える?

ちょっとスケールの大きな話になりますが、ホワイトキャップスは将来のカナダのサッカーを変えることができるチームだと思っています。これはホワイトキャップスだけでなく、MLSに所属するトロントFCとモントリオールインパクツにも共通していると思います。


ホワイトキャップスの所属している MLSは、1993年設立と歴史も浅く、また、サッカー大国ではないアメリカとカナダのリーグであり、サッカーが盛んなヨーロッパに比べると当然レベルは違います。本当にサッカーそのものが好きだったら、MLSを観ても面白くないと思う人も多いかもしれません。

LAギャラクシーにはベッカム選手が所属していましたが、それまでは、いわゆる「世界のスター」級の選手はMLSにはいませんでした。それはMLSがサラリーキャップ制を導入しているからです。サラリーキャップ制とは、チームに所属する全選手の年俸を毎年一定の上限金額を設けて規制する制度です。選手の年俸として使える金額が決まっているので、高いお金でスター選手を連れてくるのが困難なのです。各チーム2名までは特別選手枠を使って高い年俸を払えることにはなっていますが、それでも一部の経済的に豊かなチームにスター選手が集中するということにはなりませんので、結果としてリーグのレベルが均衡化されることになります。リーグのレベルが均衡化されるということは、即ち勝ち続けるチームも、負け続けるチームもないということで、自分たちの地元チームがリーグ覇者になる可能性も大きく、より多くのファンを獲得しやすいということです。(やっぱり、ひいきのチームが勝つのは嬉しいですし、勝っているチームを応援したいですから。)より多くのファンを獲得すればするほど、リーグとしても成長できますし、サッカーというスポーツの人気も上がりますよね。

北米ではサッカーはそこまで人気のあるスポーツではありませんが、実は人気が成長中で、MLSもリーグとして成長しているようです。2012年の調査では、北米のプロスポーツリーグ動員数で、アメリカンフットボールのNFL、野球のMLBに次いでMLSが3位に輝いています。バスケットボールのNBAとアイスホッケーのNHLはサッカーに抜かれてしまいました。(参照:NBA and NHL Get the Boot: MLS Is the 3rd Most Attended Sports League in America )

アメリカでワールドカップが開催された時に子供だった世代が大人になっている頃ですので、当時ワールドカップを見てサッカーを始めた子供たちが、今では選手やサポーターになっているというケースが多いのではないかと思います。

日本も今でこそたくさんの選手がヨーロッパのリーグでプレイしていたり、アジアカップ優勝、ワールドカップ連続出場などを達成していますが、これもかつてJリーグに憧れてサッカーを始めた選手たちが育った結果であり、Jリーグが日本サッカーの振興に多大な影響を与えたからだと言うことができると思います。また、MLSもJリーグのように北米のサッカー振興に大きな影響を与えるだろうと思います。


ところでMLSはアメリカとカナダという移民が多い2カ国のチームから形成されるリーグのため、外国人枠に関して面白いシステムが導入されています。
外国人選手は1チームにつき9名からスタートですが、他チームとトレードが可能になっています。また、アメリカのチームはアメリカ国籍/永住権所有者はドメスティック選手とみなされますが、カナダのチームではカナダ国籍/永住権所有者のみならずアメリカ国籍/永住権所有者もドメスティック扱いになります。ただしカナダのチームには最低でも3名はカナダ出身の選手が在籍していなくてはいけないという決まりになっています。
ホワイトキャップスも今のところカナダ出身の選手が3名ギリギリしかいません。ちなみにJMD選手はアメリカ国籍を所有しているので、ホワイトキャップスではドメスティックの扱いになっています。
アメリカの選手がカナダでドメスティック扱いになるのは、MLBがアメリカで始まったリーグで、カナダのチームがリーグに加入したのはここ数年のことなので、まだカナダ出身の選手があまりリーグにいないためだと思われます。

今はまだホワイトキャップスにはカナダ出身の選手は少ないですが、これから10年、20年先に、ホワイトキャップスのユース出身の選手がチームのトップ選手として試合で活躍したり、カナダ代表チームに選出されたりするのを見ることができるだろうと思います。ホワイトキャップスは、サッカー後進国と言われるアメリカやカナダのサッカーの将来に大きな影響を与えることができるチームになるはずです。


ということで、なんだか力が入って長くなってしまいましたが、以上が私がホワイトキャップスを応援する理由です。
明日はスタジアムで思い切り楽しんでこようと思います。

それでは。

2013/10/20

30 Days Challenge 第2弾 30日間グルテンフリーに挑戦します


先日の「30日間FacebookとTwitterをチェックしない」という30 Days Challenge では、なかなか有意義な時間を過ごすことができました。
1つ達成したらまた新しいことに挑戦したくなったので、今度は30日間グルテンフリーの食生活を続けることにしました。
10月10日から始めて、最初の10日間が経過したところです。

グルテンフリーって何?

グルテン=小麦、大麦、ライ麦などに由来するタンパク質を摂取しない食事法のこと。
もともとは、グルテンに対して体が過剰反応してしまうセリアック病という病気を患っている人たちのための対処法です。
北米では100人から200人に1人の割合でセリアック病を患っているとされ、セリアック病ではあるものの、病気として診断されていない潜在患者が多く存在するとみなされています。(参照:Health Canada Celiac Disease - The Gluten Connection
また、病気とまではいかなくとも、グルテンの影響で体調が悪くなってしまう人もかなりいるようです。
実際「グルテンを食べないようにしてみたら体調が良くなったんだよね」とか、「調子が悪いのでお医者さんに相談したらグルテンフリーを薦められた」という話をチラホラ耳にしていたので、身体にいいのかなー?と気になっていました。

始める前に決めたこと − 完璧主義者にならない!

グルテンフリー生活を始める前の計画と準備の段階で決めた事、それは「完璧主義者にならない」ということ。
グルテンは醤油を始めとする様々な調味料などにも含まれているので、完全に抜こうとするとかなり大変になります。
私の性格では、完璧にやろうとすると、ほんのちょっとでも失敗した時に「もうダメだ」とへこたれて継続するのが難しいだろうと考えたので、厳密にならずゆるやかに実践することにしました。

まず基本のルールとして、以下は30日間禁止、ただし小麦を使わずに作られたグルテンフリーの代替品はOKとしました。
  • パン、パスタ、ラーメン、ピザなどの小麦でできた食品
  • 衣のついた揚げ物
  • クッキー、ケーキ、ドーナツ、マフィンなどのお菓子類
  • ビール(最大の難関!)

自炊の場合は以下のポイントを抑えれば良しとしました。
  • 主食はお米またはキヌア
  • 調味料はグルテンフリーのものを使う

お米を食べるとなると自然と和食中心のメニューになります。
調味料に関しては、グルテンフリーの醤油を買った以外には新しく揃えたものは特にありません。
たまに使っている顆粒のコンソメや粉末の鶏ガラスープの素は小麦由来の成分が入っているようなので、自炊の時は使わないことにしました。
ちょっと面倒くさいけど素材から出汁を取るということで。。。

ある日の自炊メニュー:キヌアと野菜のスープ これに焼き魚がつきました

外食する場合は自分で調整できないので、以下の3点に注意することにしました。

  • 調味料のことは気にしない
  • グルテンフリーのメニューがあるお店を選ぶ
  • 自分でお店を選べない場合は、グルテンが含まれているとわかるものを避けて食べる
外食では何が使われているのかわからないので、とりあえず調味料のことは考えないことにしました。グルテンフリーのメニューがあるレストランはたくさんあるし、自分でお店を選べない場合でも、たとえばサンドイッチではなくてサラダとスープにするとか、中華に行ったら麺類ではなく炒飯を頼むなど、できる範囲でグルテンを避けることにしました。

10日経過してみての感想

とりあえず、朝ご飯の支度が面倒くさくなりました。これまではトーストと目玉焼きなどパンを食べることが多かったですが、代わりにキヌアやご飯を食べようとするとパンよりも手間がかかります。
身体面での変化としては、嬉しい事に足のむくみがかなり軽くなりました。
一日デスクワークをした後でも革靴やブーツがゆるいんです。驚きのあまり手で口元を覆って「えっ、私の靴、ゆる過ぎ?」とつぶやきたくなるほど。タイトなパンツもちょっとゆるくなりました。体重もわずかに減っていますがおそらく誤差の範囲内だと思います。
チャレンジはあと20日間続きますが、残りの20日間の間にどんな変化があるのか、楽しみになってきました。



なんと近所のスーパーでグルテンフリーのパスタを発見。思ったよりも身近です。



2013/10/13

30 Days Challenge その後 30日間FacebookとTwitter をチェックせずに過ごしてみた

30日間FacebookとTwitter をチェックせずに過ごしてみた

始める前は無謀なように思えましたが実際に始めてみたらすぐに慣れました。
特に困ることもありませんでした。
ただ、突然更新しなくなったので母から「最近どうしてるの?」とメールをいただきまして、心配をかけてしまった点をちょっと反省しています。事前にひとこと「これから30日間チェックしませんので」と断っておいた方が良かったかもしれません。

一番良かったことは今自分がしていることに集中できたこと

私の場合、FacebookとTwitterをチェックするのは大体何かしながら片手間にチェックするというのが多かったです。通勤中のバスの中だったり、仕事の合間の休憩だったり、それから食事中に今食べているものやこれから食べるものの写真を取ってInstagram経由でFacebookやTwitterに写真を投稿して、そのついでに他の人のアップデートチェックしたり、などなど。
「いいね!」がついた通知が届くとついだらだらと食事中にiPhoneからチェックして。。。ということもわりとありました。
FacebookとTwitter をチェックしないようにしたら、通勤中に携帯を見るのに夢中になりすぎることもなくなったし、仕事中に休憩が必要になったらストレッチや散歩に行くようになってなんとなく効率が上がった気がします。食事中には、今自分が食べているものや、一緒に食事をしている相手との会話に集中できるようになりました。

暇な時間の過ごし方

FacebookとTwitterをチェックしなくなって、暇な時間がいっぱいできました。
つまりこれまで相当な時間をFacebookとTwitterをチェックすることに費やしていたということです。一体何時間無駄にしてしまったのでしょう、計算するのは怖いのでやめておきます。
ポジティブな方向に目を向けると、この30日間は自由時間がたくさんありました。その時間で何をしていたかというと、主に

  • Netflixで映画やテレビドラマを観る
  • サッカーを観る
の2つです。
観たいと思いながらなかなか時間が取れなくて観れないなーと思っていた映画『キック・アス』や『Life of Pi』も観れましたし、気になっていたテレビドラマ『Lie to me』も3シリーズ全部観ました。
サッカーに関しては、YouTubeで日本代表の試合のハイライトを観るところから始まり、スタジアムに地元バンクーバーのチーム ホワイトキャップスの試合を観戦に行ったり、そのホワイトキャップスが所属しているリーグMLS(北米メジャーリーグサッカー)のストリーミングサイトでアウェイの試合を観たりしていました。
この30日間ほぼ毎日サッカーのことを考えていたので相当サッカーが好きになりました。

振り返ってみると特段有益なことに時間を使ったようには思えませんが、それなりに有意義に過ごす事ができたと思います。
友達の近況や意見、ニュースなどを知るのは良いことなんですが、この30 Days Challenge を始める前の自分はちょっと情報過多だったように思います。
色んな情報に触れ始めると、もっと知りたいと思ったり、常に最新の情報を知っていないといけないような気になってどんどん追いかけていってしまうんですが、自分が触れる情報の量を減らしてみてそんなに頑張って色んな情報を仕入れなくてもいいんだなと思いました。







2013/09/15

30 Days Challenge 始めました。30日間TwitterとFacebookをチェックしません。

タイトル通りですが、30 Days Callengeとして30日間TwitterとFacebookをチェックしないことにしました。

30 Days Challenge とは、その言葉通り30日間継続して何か新しいことに挑戦する、というものです。詳しくは下の方に貼っている動画(TEDトーク、日本語字幕付き)を参照してください。

これまでほぼ毎日TwitterもFacebookもチェックして更新もしていましたが、結構な時間を割いているので、少しの間だけ辞めてみようと思いまして。

始めてから1週間くらいになりますが、日本に住んでいる母親から「最近更新がないけど、どうしてるの?」と連絡がありました。いつもFacebookで近況報告をしていたので何の前触れもなく更新が途絶えたらそれは心配になりますよね。
ということで、例外として、Facebookのメッセージだけは見ることにします。Facebookそのものは見ないで、iPhoneのFacebook メッセンジャーアプリでメッセージに返信しています。

まだ始めてから少ししか経過していませんが、特に生活に大きな影響はありません。
小さな変化は色々と出てきました。

移動の合間や作業中の休憩など、何かしながらTwitterやFacebookをチェックしていましたが、それがなくなってその時その時取り組んでいることに集中しています。
通勤のバスの中では人間観察をするようになりました。
インスタグラムは一応辞めてないのですが、なんとなく投稿しようという気持ちが薄くなってきて、iPhoneであまり写真を撮らなくなりました。
それから、Netflixで映画やテレビドラマなどを観るようになりました。
随分前から超人気のBBCの『シャーロック』もやっと観ました。
それから最近は少しずつオレゴン州ポートランドを題材にした人気のコメディ番組『Portlandia』を観ています。

今月末からはオンラインでUBCの授業を取るので、おそらくそこに割く時間が多くなると思います。

30日間終わるまでまだしばらく時間がありますので、これから何か変化があるかもしれません。ちょっと先が楽しみです。

30 Days Challenge については↓の動画を参照してください。


余談ですがこのトークの中でマット・カッツがモーガン・スパーロックのことを「アメリカの偉大な思想家」と紹介しているのがボンクラっぽくてとても好感が持てますね。

2013/08/20

"絶対に失敗しないトロトロ半熟ゆで卵の作り方"を試してみました

突然ですが、ゆで卵はお好きですか?
私はふつうです。

そこまで好きなわけではないんですが、この記事に紹介されているゆで卵の作り方が面白そうだったので試してみました。


絶対に失敗しないトロトロ半熟ゆで卵の作り方。火をつけてから10分で完成、殻むきもバッチリ!

紹介されている手順を箇条書きにすると、
1. 下準備:卵の殻に小さな穴をあけてから茹でると殻がむきやすくなる
2. 水:水の量はお玉一杯分のみ
3. 調理:フタをして中火で6分加熱
4. 余熱:とろとろの半熟3分、中くらいの半熟4分半、固ゆで6分
5. 冷却:流水であら熱をとって殻をむく
ということらしいです。

とりあえず家にあった卵6つを茹でてみました。

まずは下準備

卵のとがっていない方に小さな穴をあけます。
引用元のブログ記事では専用の道具を使って穴をあけていましたが、私は安全ピンを使いました。
卵のとがっていない方に安全ピンの針をぷすっと。




鍋に卵と水をセット

卵の数に関わらず、水はお玉1杯分しか使わないのがコツだそうです。

 

それから蓋をして、加熱

こんなに水が少なくて大丈夫かな?とちょっと心配。
うちのコンロは電熱式で、日本のガスコンロとは勝手が違うため、これくらいが中火かな?という強さで加熱しました。


火をつけたらタイマーをセットし、6分経ったところで火からおろして、蓋をしたまま余熱。
とろとろの半熟が食べたかったので、ここでは3分待ちました。

本当に殻がつるっとむけた

3分後、流水であら熱をとって殻をむいてみると、穴をあけた効果なのか本当につるっとむけました。
ただし、ちょっと加熱が足りずに卵が柔らかかったようで、6個のうち2個は殻をむいている最中にくずれてしまいました...。

敗因

引用元のブログと比べると、どうも私のゆで卵は柔らか過ぎて、半分に切ると黄身が全部流れてしまうほどでした。
電気コンロは直火に比べて加熱されるまでに時間がかかるので、「中火で6分」の部分が十分でなかったのだと思います。

ゆでた卵は味玉に

崩れなかった4個はめんつゆ等で作ったタレと一緒にジップロックに入れて味玉にしました。

今度は加熱時間をもう少し長くして挑戦してみます。
この方法は、たっぷりのお湯をわかして茹でるよりも半分くらいの時間でゆで卵が作れてしまうので、忙しい時や、どうしてもすぐにゆで卵が食べたい時には特におすすめですね。



2013/07/12

初めての在外投票

先週土曜日に、バンクーバー領事館で参院選の投票をしてきました。海外に住んでいる人が投票することを「在外投票」というそうです。
自分が海外に住むことが決まるまで知らなかったのですが、国政選挙と憲法改正の国民投票の際は海外在住の人でも投票できるようになっています。
ということで、今回は海外で投票するための手続きなどについてです。

まずは選挙人証を取得

海外在住の人が投票するには、事前に「選挙人証」という書類を取得しておく必要があります。
選挙人証は、海外に移住してから3ヶ月以上経つと申請できる「海外在住だけど日本の選挙に投票できますよ」という手形のようなものです。

最寄りの在外公館(大使館や領事館)から、日本の選挙区の選挙管理委員会に申請を行い、選挙管理委員会から発行してもらう仕組みです。
申請先の選挙区は「日本を出国する前に、一番最後に自分の住民票があった地域」になります。
私は前もってこれを調べていたので、選挙区を地元の岩手県にしたいなーと思い、カナダに引越してくる前に一度住民票を東京から岩手県に移していました。

海外からの投票方法

投票方法には、在外公館に出向いてその場で投票する方法と、事前に郵便で投票用紙を取り寄せて郵便投票する方法とがあります。詳しい事は外務省のサイトに書いてあります。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/index.html

私は領事館まで歩いていける場所に住んでいるので、領事館で投票しました。

選挙公報もインターネットで閲覧できるようになっているので、事前に自分の選挙区の候補者、比例の候補者や政党一覧も確認できます。ネット選挙解禁のおかげかと思いきや、実は前回の選挙から選挙公報はインターネットで閲覧可能になっていたそうです。知りませんでした。

いざ投票

投票期間は、選挙の公示日翌日から日本の投票日の数日前まで(参院選と衆院選で期間がちょっと違うようです)だそうで、今回の参院選は7月5日から7月13日まで領事館で投票できます。
投票期間は週末も領事館が営業しているので平日働いている人でも投票できます。

投票は流れ作業のようでした。
1.「在外投票をしますよ」という書類に署名
2. パスポートによる本人確認
3. 投票用紙と封筒をもらって、候補者名を記載した後で投票用紙を封筒に入れる
4. その封筒をもう一回り大きい封筒に入れる
5. 宛先に自分の選挙管理委員会を記載して提出
こんな感じです。

色々な選挙区の人が投票に来るだけあって、電話帳のように分厚い候補者名簿には日本全国の選挙区の候補者と、比例区の候補者が掲載されていました。

初めてということで、事前にわからないことがいっぱいあり、ちょっとドキドキしていましたが、とりあえずバンクーバーで初めての投票を無事に済ませてほっとしました。



2013/06/30

2013年も半分過ぎたので今年の抱負を振り返ってみた

気付いたら2013年も半分が過ぎてしまいました。あっという間ですね。

カナダに越してきて2年目に突入し、こちらでの生活にもすっかり慣れてきました。
明日7月1日は、カナダデイというイギリス帝国からカナダが国家として独立したことを記念する祝日のため、カナダは3連休です。
カナダデイは「カナダの誕生日」とも言われており、全土でパレードなどのお祝いイベントが催されるようです。

さて、そんな明日から2013年も下半期に入るということで、今日は、今年の新年にかかげた抱負の達成度を今一度振り返ってみようと思います。

今年の抱負はハーフマラソンを完走する、転職活動を成功させる、そして英語をしっかり勉強するの3つです。

1. ハーフマラソンを完走する

こちらは 前回の投稿 走るのが大嫌いだった私がハーフマラソン完走してしまいました で報告した通り、5月のバンクーバーマラソンで達成しました。

2. 転職活動を成功させる

こちらも新年早々に新しい仕事に就き、職場環境もだいぶ改善され、給料も上がったので達成済みです。

実はつい先頃、LinkedInを通してリクルーターから連絡をもらい、もっと給料の良い企業からの求人紹介を受けました。そこまで乗り気ではなかったのですが、とりあえず会うだけでもと言われて先方との打合せを設定してもらいました。
行く前は「カジュアルなミーティング」だと言われていたのですが、実際行ってみたら完全な採用面接で、あーやっぱりなと思いつつも、途中で帰れるような状況でもなかったので、とりあえずは面接を受けてきました。

日系企業の社内通訳、翻訳の仕事だったので、面接のその場でカナダ人と日本人の会話を通訳させられたり、文書の翻訳をさせられたりしまして、なかなか面白い経験でした。

でも、今の仕事に不満があるわけではないし、訪れたオフィスの人口密度がとても高く、息が詰まりそうだったのと、職務内容は通訳、翻訳でも肩書きが「マーケティングアシスタント」だったので微妙かなと思ったので、面接直後にリクルーターにお断りの連絡を入れました。

自分のような職歴の人にはそういった需要もあるんだなというのが分かって良かったです。ただ、日系企業では日本人であることがメリットになるので、それはそれで良いかなと思うのですが、今は日本企業ではないところで働いているし、しばらくは日本人であるという下駄を履かなくても勝負できるように頑張ってみたいと思っています。

3. 英語をしっかり勉強する

もともとは永住権の申請のために英語の試験を受け、特定の点数を取得する必要があったので、目標点数を設定していました。
ところが移民に関する法律の変更に伴い、当初予定していた申請方法ではない方法で申請することになったため、私は試験を受けなくて良いことになったんです。
ということで、この抱負については少しゆるく構えています。
そもそも試験を受けなくなったことで数値化ができなくなり、達成したかどうか判断ができなくなってしまったので...。

たまに日本の友達から「英語上達したんじゃない?」とか「そっちに住んでたら英語力つくでしょ」とか言われることがあります。
ワーホリで日本から来た人たちは最初語学学校などに通うようなのですが、恥ずかしながら私はちゃんと学校に通って英語を勉強するということをしていないので、そこまで語学力が上がったという実感はありませんでした。

ということで、4月から10週間学校に通ってみました。社会人向けのあるコースを受講したのですが、そのコースに通ったことで、自分でも「あ、英語が上達してる!」と効果が見えるほど、良い訓練ができました。

ちょっと長くなってきたので、その学校についてはまた次回書きたいと思います。

ということで今年の抱負を振り返ってみて、既に2/3が達成されています。
これはいいことでもあるんですが、抱負を立てる時点で短期的な目標しか見えていなかったことなのかも、と思いまして、来年以降は上半期と下半期で目標数値を設定するとか、抱負を立てる際にもうちょっと長期的な視点を盛り込みたいなと思いました。

それではまたー




2013/05/06

走るのが大嫌いだった私がハーフマラソン完走してしまいました

5月5日に開催されたバンクーバーマラソンのハーフマラソンの部に参加してきました。
2013年の抱負のひとつ、ハーフマラソン完走を無事に達成することができました。

スタート直後の風景。Cambie streetから、美しい山とダウンタウンを眺めながら走りました。

自分にとっては、単にレースを無事に終えた以上に大きな意味がある出来事だったので、長いですが「走ることと私」について少し思うところを書いてみました。

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私はむかしから運動が苦手で、タイトルにもある通りですが、もともと走るのなんて大嫌いでした。全く走ることに興味がなく、長距離を走る人というのは自分と別の生き物だと思っていました。

そんな私がジョギングを始めたのは、3年前でした。

以前も少しだけ書きましたが、ジョギングを始めた理由は、走るのが嫌いだったからです。

普通、嫌いだったら走り始めないかもしれません。私は、走るのが嫌いだ、苦手だ、というコンプレックスを乗り越えたくて走り始めました。

3年前、ジョギングを始めた頃の私は、東京のソフトウェア会社で働く会社員でした。

社会人(あるいは会社員と言った方が適切かもしれませんが)になると、自分の好きなことや得意なことだけをやっていれば良いというわけにもいきません。
気が進まないことでも、あまり得意でないことでも、仕事として割り当てられたら責任が発生しますから、当然期待される成果を出さなくてはいけません。
嫌いな人でも、上司や同僚や取引先であれば、うまく人間関係を作って仕事がスムーズに進むようにしなければいけません。
自分の好きではないことに時間を割いて、それなりの結果を出すというのは、結構な努力が必要になります。

社会人になりたての頃はそれが大変でも、ある程度仕事に慣れてくると、好き嫌い、やりたいやりたくないといった感情を切り離してそれなりにこなせるようになってきます。
それはそれでいいのだけれど、でも、その頃の私は、切り離した感情をなかなか切り離しっぱなしに出来なくなっていました。溜め込んだストレスがたまに押し寄せてきて、精神的に辛い時期もありました。

嫌だと思っていることを好きになれたら、もっと楽なんじゃないだろうか。ある時から、そんな風に考えるようになっていました。

でも、嫌いなことを好きになるなんて実際に出来るんでしょうか。

「ジョギングしてみよう」と思ったのは、自分が大嫌いなことが何か1つでも好きになれるかどうか試してみたいという気持ちからでした。

当時住んでいた家の近くにある神田川沿いのジョギングコースを初めて走った日は、2kmも走れませんでした。
ちょっと走ってみて、まあやっぱり疲れるし、苦しいし、あんまり楽しくないなと思ったのを覚えています。

その後、毎日走っていたわけではありませんが、ちょこちょこ走っているうちに、段々長い距離が走れるようになってきました。

初めて5km走った日は、まさか自分が5kmも走れるようになると思っていなかったので、本当に嬉しかったです。徐々に汗をかくのが気持ち良くなり、パソコン仕事で悩まていた肩こりも楽になってきていました。
余裕が出てくると、走っている時には集中して考え事ができることに気付きました。当時は、上司やお客さんの前でプレゼンやデモンストレーションを行う機会が多かったので、走っている間にプレゼンのアウトラインを構成したり、大勢の人の前で話すイメージトレーニングをするようになりました。

そして、あんなに毛嫌いしていたのが嘘のように、心の底から「走りたい!」と思うようになっていました。

もちろんそこからすぐにハーフマラソンを走れるようになったわけではありません。
ジョギングもずっと続けていたわけではなく、面倒くささゆえに、寒いからとか、雨だからとか、仕事が忙しいからとか、色々と理由をつけて長い期間走るのを休んだことも何回もあります。

走り始めてもう3年以上になることだし、いい加減ステップアップしてちょっとムリめな目標をかかげてみようと思い、今年はハーフマラソンに挑戦してみました。

正直、疲れました。今の私には、楽しめる距離をオーバーしていると感じました。
それでも、自分で決めた目標をきちんと達成できたという喜びは、なかなか得難いものだと思います。これはきっと、もともとスポーツが得意な人には味わえない達成感です。

走り始めたばかりの頃の自分を振り返って、ちょっとずつでも、継続して頑張ってきて良かったと思います。

これはちょうどコースの真ん中あたり。青い空と青い海、大きな街路樹を眺めながら。

完走後のビールが最高。 夫と友達が飲茶レストランで完走をお祝いしてくれました!






2013/04/28

FITC Toronto 2013 で真鍋大度さんの通訳を担当しました

4/19の夜から4/24までトロントに行ってきました。

トロントでは、カナダ発祥の国際的なメディアアートイベント FITC Toronto 2013 に参加してきました。

夫が去年無料ペアチケットを当てて、私の好きなアーティストの Kyle McDonald さんや、前から話を聞いてみたいと思っていた真鍋大度さんがスピーカーとして出演するというので行ってみることにしたのですが、開催直前になって運営の方から真鍋大度さんの通訳を探していると連絡があり、なぜか勢いで引き受けてしまいました。

今まで、いつか通訳をやってみたいと思いながらも、訓練も受けていない自分にはできないだろうと思っていましたが、とにかく人がいなくて困っているらしいというのと、面白そうだというのとで、あまり難しく考えずやってみようと思ったのです。

真鍋大度さんはこんな人

真鍋大度さんのことをご存知ない方に簡単に説明すると、プログラマーであり、アーティストであり、
Perfume の服をぴかぴか光らせたり、


ガムを噛むと雷が落ちたり吹雪が発生したりするCMに技術を提供したり



NHK杯でスケーターの動きにあわせてリンクにプロジェクションマッピングをしたり
(映像のクオリティはあまりよくないです)


などなど様々な方面で活躍されています。

当日のプレゼン

FITCでのプレゼンテーションは、そういった自分のこれまで作ってきたものをビデオを交えて紹介するというものでした。

詳しい内容はFITCのサイトからまとめ(英語)が読めるようになっています。


真鍋さんのプレゼンは3日間あるうちの初日のトリで、平常時は3つに区切って、同時進行で3名がプレゼンしている会場のパーテーションを取って広く使うという目玉扱いでした。正確な客席数はわかりませんが600席くらいでしょうか。

真鍋さんが日本語で話し、それを私が英語に訳し、さらに手話通訳の方が私の英語を聞いて手話に訳すというコラボレーションでした。10名弱の耳が聞こえない参加者の方たちが会場最前列に座っていました。真鍋さんのプレゼンの中で「耳の聞こえないダンサーの体に微弱電流を送ってリズムを伝えて、そのリズムをもとに踊れるようにする」という実験のビデオが流れたときには、最前列がとても盛り上がっていたのがステージの上からもよく見えました。

プレゼン中に、真鍋さんが自分の顔に電極を貼って電流を流し、表情筋を無理矢理動かすというデモンストレーションを行って、「やってみたい方はあとで言ってください」と言ったところ、プレゼン後にものすごい行列ができていたのも面白かったです。

さらに、真鍋さんのプレゼンを聞いていた参加者の方から呼び止められて
「とても感動したので、彼にありがとうと伝えてほしい」
と言われ、人にインスピレーションを与える存在っていうのはすごい!と私も感動してしまいました。

初めての通訳を終えて


真鍋さんは通訳を依頼しなれているので事前に専門用語や技術の解説をしっかりしていただきました。対する私は、通訳は初めてなので不慣れ丸出しで、本番中間違ってしまい真鍋さんから訂正が入り(真鍋さんは英語が話せないわけではないのです)、とヒヤヒヤでした。
それでも、終わった後で「普段はだいたいもっと訂正を入れるんですよ。途中で通訳の人にもういいよって言って自分で話すこともあるんで。」とフィードバックをもらって、だいぶ救われました。

その後のパーティで真鍋さんに挨拶したところ「いやー通訳が入ってて良かったって言われたよ、日本語が聞けたのも良かったみたい。ありがとうございました。」とお酒も入ってか上機嫌だったので、満足してもらえて良かったなと思いました。

今度はいつか Kyle McDonald さんのプレゼンを英語から日本語へ通訳する機会があったらいいいなあ...と思っています。

2013/04/14

初めてのハーフマラソンまであと3週間

タイトルの通りですが、初めてのハーフマラソン出場まであと3週間となりました。

去年の10kmマラソン(Vancouver Sun Run)出場後、ランニングがわりとおろそかになっていたので、喝を入れる為に今年のお正月に出場を申し込みました。

トレーニングは今のところ順調に進んでいる、かな...?という感じです。実は週末に走っているだけで、そんなにトレーニングしてません。その他は週に何度か会社の行き帰りに歩く(30分程度)のと、足がだるい時にストレッチするくらいです。
それでなぜ順調か?というと、ここ最近は週末に2時間くらい、距離にして16kmくらい走れているので、この調子なら本番までに完走できるようになるだろうと楽観的に構えているからです。

もしかしたら本番ちょっと歩くかもしれません。できれば歩きたくないけど、もし歩いちゃったとしたら、それはそれで良いと思っています。

子供の頃から運動が好きでなく、走るのなんて大嫌いだった私が、30過ぎた今では10km以上走れるようになっているというのは、かなりの進歩です。

なぜ嫌いなのに走るようになったかというと、東京での会社員時代に日々のプレッシャーやストレスでめげそうになり、これはちょっと精神的に鍛えないとやっていけないなーということで、自分の嫌いなことをやってみようと思い走り始めたのでした。
最初はもちろん全然走れず、1〜2kmですぐ疲れてしまっていましたが、徐々に走れる距離が伸びてくるのが嬉しくて、5km走れるようになった頃にはだいぶ走るのが好きになっていました。
運動するとエネルギーを発散できるのでストレス解消にもなるし、体の血の巡りが良くなって肩こりがだいぶ楽になったのも嬉しかったです。

大人になってから走り始めたので、30過ぎた今が人生で一番長く走れるようになっているというのも、ちょっと気分がいいです。

ということで、あと3週間で本番ですが、あんまり構えず、楽しく最後まで走れるように、そして怪我をしないように、準備を重ねていこうと思います。





2013/04/02

カナダの確定申告 タックスリターン

最近のバンクーバーは、あちこちで桜が咲き、天気も徐々に良くなって来ており、まさに春!といった雰囲気です。
ジョギングも手袋や耳当てが要らなくなり、最近では半袖で走っています。

さて、つい先日タックスリターン(確定申告)を済ませました。
毎年3月〜4月頃に申請をすることになっているそうです。昨年カナダに到着したばかりの頃、滞在していたシェアハウスで、何人もが「タックスリターンどうしたらいいのかわからない、終わらない」と苦しんでいるのを見ていたので、果たして自分でちゃんとできるのか心配でした。

とりあえずインターネットで調べてみると、郵便局に行って申請用紙をもらえと書いてあり、面倒くさそう。それに、オンラインで申請できるはずだし。。。と思ってしばらくカナダ政府のウェブサイトを見ていたら、オンライン申請の方法を説明している非常にわかりやすい動画が公開されていました。
なんでも、まずはタックスリターンの計算ができる専用ソフトウェア(サードパーティ提供)で .tax という拡張子のファイルを作成し、カナダ政府のウェブサイトにアップロードするだけとのこと。
動画は音声もゆっくりでわかりやすく、画面上に英語字幕を表示することもできます。この辺はさすが移民が多い国ですね。

動画 Filing Online Fast, Easy, and Secure
http://www.cra-arc.gc.ca/vdgllry/ndvdls/menu-eng.html?clp=ndvdls/gtrdyttrl-eng&fmt=mp4

カナダ政府のウェブサイトには、政府の認証を受けたタックスリターン専用ソフトウェアへのリンクが複数貼られていました。その中から私はソフトウェアのダウンロードが不要で、オンラインで無料で使える Simpletax ( http://simpletax.ca ) を使いました。特段、他のツールと比較しなかったのですが、UIがシンプルかつ綺麗でわかりやすかったです。

自営業だったり、経営者だったり、転職していたり、医療費があったり、不動産を購入していたり、あるいは養育費などを払っていたりすると申請手続きが複雑になるようです。私は2012年中は職場が変わらず、病院にもかかっていないので、前の職場から発行されたT4という1年分の給与明細をまとめたような書類の情報をぽちぽちと入力して終わりでした。月間あるいは年間のバスや電車の定期を購入した費用も減税の対象になるそうですが、前職は交通費支給だったのでその情報も全てT4に記載されていました。
夫も同じく Simpletax でT4の情報とバスパスの購入費用を入力して終わりました。
途中、バスパスの申請方法が分からずに少し困ったりしましたが、それもカナダ政府のサイトから調べることができました。
2人分の申請にかかった時間は1時間程度と、難しそうな印象があったわりには、予想よりもかなり早く終えることができました。とはいえ、気づかずに失敗しているかもしれませんが、まあその時はその時ということで。
昨年は8月まで無職だったので、Simpletax の計算によれば思ったよりも多く金額が戻ってくることになります。お金が戻ってきたら何か美味しいものでも食べに行きたいです。







2013/02/27

Kishi Bashi のライブにいってきました

先日 Kishi Bashi というアーティストのライブに行ってきました。
NTTdocomo の CM  に音楽が使われているようです。見たことありますか?


この気持ちいい感じの音楽を作っているのが Kishi Bashi です。
Kishi Bashi はシアトル生まれのバークレー音楽大学でジャズバイオリンを学んだ日系2世、本名は Kaoru Ishibashi というそうで、K Ishibashi をもじって Kishi Bashi なんですね。

実はライブのチケットを買うまで Kishi Bashi のことは知らず、同じライブオープニングアクトとして出演するはずだったトクマルシューゴさんが観たくてチケットを購入しました。
残念ながらトクマルシューゴさんは直前になってライブ出演をキャンセルされてしまったのですが(これは結構落ち込みました)、とりあえず Kishi Bashi も気になっていたのでライブに足を運びました。で、このライブがものすごく良かったんです。

Kishi Bashi のライブの特徴はループエフェクターを使っていること。
先ずはバイオリンを演奏して、その演奏を録音→再生→更にバイオリンを弾いたり、歌やボイスパーカッションを乗せてまた録音→再生、といったように、音を重ねたり、録音した音のスピードを変えて再生したり、と、本当に自由自在に音を操っていました。

この動画を観るとエフェクターの使い方がよくわかります。映像もきれいですね。
ちょっと長めの動画ですが 4:58 以降で一気にぐわーーーーーーーっときますので、是非最後まで観てみてください。


一番すごいわーと思ったのは、当たり前かもしれませんが、音を重ねて行く工程をものすごくしっかり計算しているという点です。
Kishi Bashi さんは英語と日本語と両方話すそうなんですが、歌詞にたまーにちょっと面白い日本語が出てきます。「今朝、蚊に刺され」とか「やめられない、やめられない、どうせダメだけどやめられない」とか。
"It All Began with a Burst" という曲では、その日本語の歌詞を、2回に分割して歌っています。
1回目「けさ....にさ....」
2回目(録音した1回目を流しながら)「...か...され」
その2回を録音して再生すると、録音した声と生の歌がぴったり合って「今朝、蚊に刺され」と聞こえるんです(下の動画の2:30あたり)。



すごいですね。
ライブ本当に良かったです。トクマルシューゴさんが中止になって残念だったのも吹き飛びました。
また近くでライブがあったら絶対に観に行きたいと思います。







2013/02/09

進捗:2013年の抱負

早いもので2013年も既に1ヶ月以上がすぎました。
今週は旧正月、中華系人口の多いバンクーバーでは至るところで「新年快乐 (新年快楽、あけましておめでとうの意)」という文字を見かけます。

2月に入ったところで、新年冒頭に掲げた抱負というか目標達成までの進捗を振り返ってみたいと思います。
今年の抱負は、1.ハーフマラソンを完走する、2.転職活動を成功させる、3.英語をしっかり勉強する、の3つです。ひとつずつこの1ヶ月どのような取り組みをしてきたかまとめます。

1.ハーフマラソンを完走する

5月5日開催のVancouver Marathon ハーフマラソンの部にエントリー済みです。
1、2月は週2回以上、1回30分以上ジョギングまたはジムでトレーニングして体力をつけ、3、4月には毎日大会に向けて準備を整えるという予定でした。
1月は週末に運動することはできていたものの、なかなか週2回運動する機会をつくることができませんでした。これは、後で少し触れますが、仕事の状況が変わったことで現時点では改善されています。
また、最近夫がサッカーチームに入って平日に練習に参加するようになったため、その日は晩ご飯を作らなくて良いので、その時間をトレーニングに充てられるようになりました。
ここ2週間程度は、週に2回以上体を動かす機会ができています。
もう少し走行距離を伸ばしたいかなーと思っていますが、焦って急に運動量を増やすと故障してしまうので、その辺はバランスを考えてやっていきたいと思います。

個人的な感覚では、ジムのランニングマシンで走っても、あんまりマラソンのトレーニングにはならないと思っているので、なるべく外を走りたいのですが、雨の多いバンクーバーでは外で走るタイミングを見つけるのがなかなか難しいです。
これから少しずつ雨が減ることを願って、なるべく外で走りたいと思います。

2.転職活動を成功させる

こちらは思ったよりもトントン拍子に話が進み、年末に声をかけていただいた会社に1月半ばに転職しました。一応転職活動そのものは終わったので本件はひとまず達成です。
仕事的にはこれからが勝負ですが。。
今度の会社は日本人が私だけの英語環境です。
仕事の内容は、大学を卒業してからこれまで経験した仕事につながっているので、経験を活かすことができています。
求人が少なく競争率の高いバンクーバーでは、日本人がカナダの大学や専門学校に通わず現地の(日本人経営でない)企業に就職するというのは結構珍しいことだそうで、ラッキーだったなーと思っています。
通勤時間がそれまでの1時間弱から約20分と少なくなったこと、定時が6時から5時になったことで、自分の自由時間もぐっと増えました。
5時に仕事が終わって、バスに乗って帰り家につくのが5時半ごろなので、その後軽くジムに行ったりジョギングすることもできます。
それにしても日本で働いていた頃はほとんど毎日残業していたので、比較すると労働時間がかなり短くなり、ほんのちょっと物足りなさを感じています。
すぐに慣れるとは思いますが、これに慣れるともう日本の企業には戻れないかもしれないと危惧しています。

3.英語をしっかり勉強する

新年の時には永住権申請のためにIELTSを受験する、という予定でしたが、夫が永住権申請の方法を変更することにしたので私は受験する必要がなくなりました。
勉強のために受験してもいいかな?と思ったのですが、受験料が$300程かかるので辞めました。高いですね。。。ということで目標を仕切り直すことにしました。
英語で仕事をするようになったので、自分の英語力の低さを毎日感じています。
今のところ特に勉強の必要性を感じるのは、スピーキングと色々なアクセントの英語を聞き取ることです。
スピーキングに関しては、これまで友達と雑談するくらいしか英語を話していないので、会議ですらすらと発言したりお客さんと交渉したりできるようになりたいです。
アクセントに関しては、仕事柄様々な国の人と接する機会が多く、試験のリスニング問題やテレビ、ラジオのような綺麗な英語だけ聞き取れてもダメだと感じています。
今の仕事をしながら鍛えられるかなーとは思うのですが、それでは追いつかないかもしれないので、チューター(家庭教師みたいな人)にお願いして会話の練習をしようかな?とちょっと考えています。

ざっくり振り返るつもりが思ったより長くなりました。
英語の勉強+仕事をぼちぼち頑張りつつ、ハーフマラソンの大会まであと3ヶ月を切りましたので、なんとか無事に完走できるよう地道にトレーニングしていきたいと思います。





2013/01/01

新年らしく2013年の抱負を。

あけましておめでとうございます。
遅ればせながらバンクーバーも年が明けました。
年末31日ギリギリまで仕事で、1日はお休みですが2日からまた仕事なので
残念ながらあまりお正月感がないのですが、年越しそばを食べたり、日本酒を飲んだりしてほんのちょっといつもと違う雰囲気を味わっています。


年明けということで、ベタですが、2013年の抱負を書いておきます。
今年の抱負は、1. ハーフマラソンを完走する、2. 転職活動を成功させる、3. 英語をしっかり勉強する の3つです。
それぞれ具体的には以下の通りです。

1. ハーフマラソンを完走する

5月5日開催のバンクーバーマラソンにハーフマラソンの部でエントリーしました。
2012年は10kmの大会に出場したので、今年はより長い距離に挑戦します。
1, 2月は週に2回以上ジムまたはアウトドアで30分以上走ること、
3、4月はこのサイトのメニューを参照に毎日トレーニングを行って
完走を目指そうと考えています。
長い距離を走るので、怪我には十分気をつけたいと思います。
特に膝を痛めないように。

2.  転職活動を成功させる

現状のポジションは日本で就いていた仕事と比べると自分の興味から離れています。
そのため、今後のキャリアを築いていきたい分野への転職を考えています。
実は今、転職に向けての行動を既に起こしており、1月中には何らかの進展がある予定です。
なんとかうまくいかせたいと思っていますが、
そちらがうまくまとまらなかったら、3月にワークビザの更新があるので、
それを待ってから本格的に転職活動を開始しようと思っています。

3. 英語をしっかり勉強する

具体的にはIELTSという英語の試験でスコア6.0以上を取得すること。
TOEICスコアとの換算表を見ると7.0取得できそうなのですが
試験の形式が違うので、その換算表もあてになるかわかりません。
IELTSは受験したことがないので慎重にいきたいと思っています。
なぜIELTSで、なぜ6.0かというと、
永住権の申請時に英語力を判断される試験がIELTSで、求められるスコアが6.0以上だからです。
2013年中か、あるいは2014年に夫が永住権の申請を行う予定ですが
5月から法律が変わり、申請者の配偶者の英語力も審査の対象となることになりました。
そのため私もIELTSを受験する必要ができました。
英語の勉強に関しては、停滞している感があったので、
具体的に勉強しなくてはいけない目的ができて良かったと思っています。

以上の3点が今年の抱負です。
言うだけなら簡単ですが、実現させるには継続した努力が必要ということで
毎日ボチボチ頑張っていこうと思います。

それでは2013年もよろしくお願いします!